ベネッセも参戦、「エドテック」は花開くか

大資本からベンチャーまでプレーヤーが乱立

発表会見で握手を交わす、ベネッセの原田会長兼社長(左)とユーデミーのデニス・ヤンCEO(撮影:風間仁一郎)

4月末、EdTech(エドテック)分野の“黒船”が日本市場に本格参入する。その名はユーデミー。全世界で600万人以上の受講者を抱える、世界有数のオンラインサービス企業だ。

エドテックとは「教育」と「技術」を組み合わせた造語で、要はオンラインを活用した教育サービスだ。2000年代後半以降、大学の講義などをオンラインで無料公開するMOOC(ムーク)が欧米などで広まったことから、注目を集めている。

ユーデミーもその1つで、2011年にサービスを開始。特長は、大学教授など教育のプロがB to Cでサービスを提供するムークとは異なり、専門知識を持つ一般人がそのノウハウを提供するC to Cのモデルという点だ。同社はこの分野で世界最大規模を誇る。

ターゲットは社会人

日本本格参入に当たりパートナーとなるのが、「進研ゼミ」などを展開するベネッセホールディングス。ユーデミーがプラットフォームなどを提供する一方、ベネッセはコンテンツの提供や利用者へのサポートなどを担う。

想定するメインターゲットは、ずばり社会人。幼児・学生向けも展開するが、語学やIT、スキルアップ系など大人向けのコンテンツを中心に、約300講座でスタートする。価格は0円から講師が自由に設定できる仕組みだ。

ベネッセの原田泳幸会長兼社長は「これまでの当社のサービスは、大学卒業からシニアまでの間をあまりフォローしてこなかった。そこを埋める意味でも、今回の提携は当社の事業ポートフォリオに資する部分が大きい」と語る。

次ページ国内市場はどうなっているのか
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 看取り士という仕事
  • 就職四季報プラスワン
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
メタバース革命が始まる<br>全解明 暗号資産&NFT

不正流出事件から4年。復活不可能に見えたビットコイン相場は米国主導で活況を取り戻しました。暗号資産を使ったNFTの購入、そしてNFT取引が広がるメタバースにもビジネスの機会が広がっています。日本は暗号資産とどう向き合うのでしょうか。

東洋経済education×ICT