子を伸ばす!運命の学校選び「3つの勘所」 偏差値だけではわからない

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・良い点も悪い点も語ってくれる説明会
「この部活はセレクションが必要で、一般受験生では入部できない」「こういう不祥事が起きてしまったので、このように再発防止に努めている」「今年の受験結果は、有名大学はかなり出た一方で、全体の浪人率が高くなってしまった」など率直に、現在の課題とそれに対して取り組んでいる内容について説明されている。
・校長に熱意や覇気がある説明会
組織の良い悪いはトップで決まります。学校のトップである校長先生が熱意を持って、このような目標と取り組みをしているという一種の覇気がある学校は伸びている学校である場合が多いです。校長がお年を召していたり、お体が不自由であったりしても、教育に対する思いを持ち、情熱をもって取り組み、その校長を支えていこうとする周囲の先生方の熱意が感じられる学校も伸びる学校です。

このように2つの点を気にしてみると、説明会からでも、ある程度の判断をすることができます。しかし、それでも説明会は、学校が企画した催しで、保護者は受け身で聞いているにすぎません。ですから説明会の後に校内見学があっても、学校が見せたくない部分は省かれている可能性があります。

個人見学で見るべき、日常風景

そこで、2つ目、「説明会以外での学校を直接見る」ことが重要です。そのためには「個人的に学校見学を申し込む」とよいでしょう。

特に私立学校は、事前に申し込めば見学をさせてくれます。伸びている学校、努力している学校は、「どうぞ見てください」と喜んで対応してくれるものです。そのとき、次の3つを見てみると、その学校の教育がどこまで生徒に対して徹底されているかということがわかります。

・挨拶ができている
生徒が挨拶しているのは当たり前として、教職員も外来者に対して快く挨拶してくれる学校は伸びる学校です。生徒に挨拶するよう指導する一方で、先生方もそれに範を示しているということを意味しますから、しっかりとした教育がされているという印象を持ちます。
・時間が守られている
 先生方は始業チャイムが鳴ったら職員室を出るのではなく、チャイムと同時に授業が開始されている。授業時間をしっかりと守るという姿勢のある学校は真剣に教育しようと取り組んでいる学校だと感じます。
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