少子化・婚姻減対策の切り札にまさかの「筋トレ?」 「独身・既婚で差」筋トレ率と結婚の予想外の関係

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筋トレなどの抵抗運動をすることは、男性ホルモンであるテストステロンを増加させる効果があるといわれています。テストステロンは、筋肉の増加だけではなく、骨密度の維持にも関係し、脂肪燃焼にも寄与します。

あわせて、テストステロンは、「生きる活力」「生気」「気持ちの張り」といった、バイタリティを高める作用があるとも言われています。つまり、身体と心の両方にプラスをもたらしてくれるものです。筋トレしている群の幸福度が高くなるのも科学的に根拠のある話なのです。

内閣府研究会の「壁ドンの練習を」問題

そう考えると、婚姻減少に悩む自治体は官製婚活やAIマッチングなどに補助金を出すよりも、地域の男性全員に対する「筋トレ補助金」を出したほうが、結果として婚姻増になったりするのではないでしょうか。

経済力や恋愛力がないということで臆病になり、恋愛や結婚に臆病になってしまった若者に対して、筋力をつけてあげることで自信を回復させるという方向です。

少なくとも、内閣府の研究会が昨年議題にして大いに炎上した「若い男性の恋愛力を上げるために、壁ドンの練習を」などというトンデモ論法よりは数倍マシだと思います。

しかし、物事はそうは簡単にいかないものです。今までのデータはあくまで未婚男性に対して聞いた「希望」の話であり、世の中希望通りにいくものではありません。

悲しい実態の結果をご覧いただきましょう。

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