結婚相手に「容姿」を求める女性が過去最高の現実 男性は女性に「経済力」を求めるようになった

✎ 1〜 ✎ 92 ✎ 93 ✎ 94 ✎ 最新
拡大
縮小
男性と女性がワインを飲んでいる
男女別、結婚相手に求める条件の違いとは(写真:Ushico/PIXTA)
この記事の画像を見る(5枚)

「世の中ね、顔かお金かなのよ」

これは、結婚の話題の際などによく引用される回文です。回文とは、上から読んでも下から読んでも同じ言葉になることを指します。

結婚相手に求める条件として、「男は女の容姿を求め、女は男の経済力を求める」と言われてきました。「容姿で結婚相手を選ぶなんてとんでもない」と思う人もいるでしょうか。

しかし、家と家同士の伝統的なお見合いで結婚していた時代ではなく、自由恋愛による結婚が9割を占める現代において、好き嫌いの感情を大きく左右するビジュアル面を無視しろというのも無理な話というものです。

「容姿条件」が男性より女性のほうがわずかに上回った

2021年の最新の出生動向基本調査によれば、結婚相手に求める条件として「重視する」「考慮する」を合わせた指標で、相手の「容姿」が1992年の調査以降の過去最高記録の81.3%となったようです。

そう聞けば「未婚男性たちもそんなことばっかり言っているから結婚できないのでは?」と思ってしまうかもしれません。が、これは女性側が男性に求める条件のほうなのです。

もともと「人柄」「家事育児能力や姿勢」「仕事への理解と協力」の3項目については、つねに男女とも高い割合を示していましたが、はじめてこの「容姿」条件が男性より女性のほうがわずかではありますが上回りました。

もちろん、女性側の条件として「男性の経済力」は相変わらず高いもので91.6%もありますが、令和の時代において「男は経済力だけではなく容姿まで求められるようになった」のです。

次ページ「男性の結婚相手」の条件として増えた項目は?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT