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ライフ #ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―

結婚相手に「容姿」を求める女性が過去最高の現実 男性は女性に「経済力」を求めるようになった

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  • 荒川 和久 独身研究家、コラムニスト
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もし結婚が男の年収をあげるだけで成就されるなら、500万円以上の年収の正規男性は既婚者になっていてもおかしくはないはずです。現実はそうなっていません。正規雇用であっても、年収500万円以上であっても未婚が増えているということであり、むしろ「金がないから結婚できない」問題ではなく、「金があっても正規雇用でも結婚できない男」問題ではないかとさえ思います。

ということは、これから結婚したいという男性は「金を稼ぐ」ことよりも「容姿磨き」に精を出さないといけないということなのでしょうか?

容姿の良い人は年収も高い?

ところが、こんなデータもあります。

アメリカのテキサス大学オースティン校のダニエル・S・ハマーメッシュ教授の著書『美貌格差』によれば、容姿を5段階評価で区分した場合に(5が最高、3が平均)に、男性の場合、「5と4」の「容姿が良い」人の年収は「2と1」の「容姿が劣る」人と比べ、17%高いことが判明したそうです。

女性でも同様に12%高いのですが、男性のほうがより容姿の影響が大きい。日本だけではなく、アメリカでもそうなのです。

17%というとたいした違いではないように思うかもしれませんが、厚労省の賃金構造基本統計調査の「退職金を含めない学歴別生涯賃金比較」によれば、大企業に就職した大卒男性の生涯賃金は約3億1000万円。これより17%低い生涯賃金は約2億6500万になる。

生涯で4500万円も違うとなるとこれは大きいのではないでしょうか。しかも、偶然にも、高卒大企業組の生涯賃金が2億6000万円なので、容姿の良しあしで大卒と高卒ほどの年収格差が生まれるということになります。

ハマーメッシュ教授の調査は、アメリカ以外でも、オーストラリア、カナダ、イギリス、中国(上海)などでも実施され、すべて同様の結果が出ていますが、なぜか日本での調査はされていません。

そこで、前述した「容姿の自信有無」別と年収とをクロス集計した結果をご紹介します。

次ページが続きます:
【日本での調査結果は?】

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