結婚相手に「容姿」を求める女性が過去最高の現実 男性は女性に「経済力」を求めるようになった

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自己申告で「容姿に自信があるかどうか」の回答と「今まで一度も付き合った経験のない」割合とを未婚男女で比較したグラフが以下になります。

男女とも「容姿に自信がない」グループほど「恋愛経験なし」率が高まりますが、男女では男性のほうがより顕著に「容姿」の影響を受けていることがわかります。それも50代よりも30代、20代と「若ければ若いほど男性のほうが容姿の自信の有無で恋愛できるか否かが決定されている」のです。

「金がないから結婚できない」は本当?

婚姻減の要因としてよくいわれる「金がないから結婚できない」問題があります。特に、正規雇用に比べて非正規雇用は不安定で低収入がゆえに結婚相手に選ばれないという声もあります。

事実、男性に関していえば、正規と非正規とでは全体的に非正規のほうが生涯未婚率は高く、非正規の場合は、たとえ500万円以上の年収があっても、全国平均の生涯未婚率28%を超える未婚率となっています。

しかし、これだけを見て、「だから非正規雇用が問題なのである。婚姻数を増やすには、非正規から正規雇用への転換を図ればいい」などと結論づけることはできません。未婚率ではその通りなのですが、未婚者の実数という視点でみると様相が変わります。

ご覧のとおり、45~54歳の生涯未婚者数で正規と非正規を比べてみれば、圧倒的に正規雇用の未婚者のほうの数が多い。それも最大のボリューム層は年収500万円以上の層です。非正規の未婚率が高いのは間違いないのですが、生涯未婚者として存在する数は、非正規31万人に対して、正規は109万人と3倍規模にもなります。

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