独身と既婚とを分ける要因は、とかく経済力や恋愛力などに注目されがちです。もちろん、それらは大きな要因ではありますが、視点を変えて、それ以外で独身と既婚とを分けるポイントについて考えてみたところ、ひとつ興味深いデータを発見しました。
「筋トレ」をしている男性のほうが結婚しやすい⁉︎
総務省の2021年「社会生活基本調査」において、スポーツ(ウォーキング、マラソン、サイクリング、つり、登山、ゴルフ、野球など)に関する行動率を調査したものがあります。その中で、35歳未満の独身男性と既婚男性(子無し)とを比較した場合に、もっとも乖離が大きかったのが「筋トレ行動率(調査上は「器具を使ったトレーニング」)」でした。
既婚男性でも子どもがいる場合では、独身男性との単純な比較はできませんが、子どものいない既婚男性で同じ年齢帯であれば、独身と結婚したばかりの男性との比較が可能です。
それによれば、独身の場合の筋トレ率は22.6%であるのに対し、子無し既婚男性の場合は29.4%と高く、これは調査対象の全スポーツの中でもっとも差分が大きいものでした。一方、女性の場合は独身と既婚とでまったく差は見られず、男性だけに顕著な傾向でした。
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