とにかく明るい安村が“丸裸"にした日本人の幻想 世界中の人が大爆笑した安村さんの英語の秘訣
多くの日本人は単一民族で、国内では言葉(日本語)を同じイントネーションで話せることが「標準」とされています。
一方で、世界には複数の人種の人が暮らす多民族国家が多くあります。アメリカには、白人50%、黒人12.1%、ヒスパニック系18.7%、アジア系6.1%の比率で、さまざまなルーツを持った人たちが暮らしています。イギリスのロンドンでも、白人比率は45%にとどまります。
そうなると当然、聞こえてくる英語には、それぞれのルーツによってイントネーションのばらつきがあります。そこではネイティブっぽいかよりも、「伝わるか・伝わらないか」がいちばん大切なのです。
「出だしのフレーズ」を覚えてしまう
そうは言っても、やっぱり 「間違ったらどうしよう」と話すのをためらってしまうかもしれません。
ですが、そのために結局、話すチャンスを逃してしまった、機嫌が悪いと誤解されてしまった、不自然な(ときには失礼な)表現になってしまった、などということになれば、本末転倒ですよね。
そこで、いい方法があります。
それは、「出だしのフレーズ」を覚えてしまうことです。
実は、伝わるかどうかは言い出しにかかっています。
たとえば、「I’m glad to~.」「Can I have~?」「Let’s talk about~.」と言われると、内容を聞く前から「ああ、喜んでくれているんだな」「何かほしいんだな」「話したいことがあるんだな」とわかります。
これらのフレーズを頭に入れておけば、堂々と発言することができますし、誤解されたり言い出せなかったりということが減るでしょう。
しかもこのフレーズ、難しい表現はまったく必要ありません。日常会話で使うには、中学英語のレベルでじゅうぶんなんです!
今回安村さんは、用意していたネタが終わったあとで、審査員に言われたことは「よくわからなかった」とインタビューで明かしています。
それでも、堂々とネタをやりきって、その意味がみんなに伝わっていたので、完璧な返しができなくても盛り上がったまま出番を終えられたのでしょう。
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