家康と信長が圧勝「長篠の戦い」今も残る大きな謎 「鉄砲3000挺で3段撃ち」の記述は本当なのか

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家康は信長の大軍が加勢に来てくれたからこそ、武田軍を撃退し、窮地を脱することができた。約8000の軍勢しか動員できない家康が単独で、1万5000の武田軍と激突していたら、敗北していた可能性もあるだろう。

家康のピンチを助ける信長

家康は信長の勢威と同盟のありがたさを改めて思い知ったに違いない。ピンチに陥ったときに、家康は信長に加勢を頼むということがたびたびあった。

「寄らば大樹の陰」(同じ頼るならば、勢力のある人のほうがよい)の実践が、家康の危機脱出法と言えるだろう。

濱田 浩一郎 歴史学者、作家、評論家

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はまだ こういちろう / Koichiro Hamada

1983年大阪生まれ、兵庫県相生市出身。2006年皇學館大学文学部卒業、2011年皇學館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。専門は日本中世史。兵庫県立大学内播磨学研究所研究員、姫路日ノ本短期大学講師、姫路獨協大学講師を歴任。『播磨赤松一族』(KADOKAWA)、『あの名将たちの狂気の謎』(KADOKAWA)、『北条義時』(星海社)、『家康クライシスー天下人の危機回避術ー』(ワニブックス)など著書多数

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