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ライフ #働き盛りでがんになった人たちの行動

「人工肛門ライフ」を漫画で描く31歳彼女の人生 卵巣がん経験で「悲観的だからこそ楽観的になれた」

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「『自分の意思で排便できないなんて絶対に嫌だ』と思いました。一方で、手術前は腹水が約1リットル以上もたまり、病院食をとるのもつらかったんです。その苦しみから解放されたいという思いが、人工肛門の不安よりも切実でした」

ふるえる右手で彼女は同意書に署名した。

悲観的だからこそ積極的になれたこと

筆者がふじあこさんを初めて見たのは、ヒダノマナミさん(前回記事で紹介)のYouTube動画にゲスト出演していたときだ。

ヒマワリみたいな笑顔で、排泄物をためるストーマ袋にかわいい柄のカバーや(冒頭写真)、温泉入浴用の肌色カバーを重ねてみせるなど、人工肛門ライフについて説明する姿に面くらった。あらゆる悩みや悲しみをくぐり抜けてきただろうその果ての、突き抜けたほがらかさに圧倒された。

ところが話を聞くと、少女時代は悲観的な性格だったという。

「小学校の頃はぽっちゃりしていて、心ない言葉を周りから浴びせられたせいで、ずっと『私は嫌われる人間だ』と思っていました。友達は数人いましたが、『私と話していてもつまらないだろうなぁ』と、つねに考えていましたし……」

自分を変えようと決意したのは高校時代後半。仕事が厳しいと評判のカラオケ店でバイトをしたり、大学入学後は1年間休学して旅館に住み込みで働いたりした。自己肯定感が低くて「他人に迷惑をかける!」と考えてしまい、人と協力して何かをするのが苦手な自分を、接客業で頑張ることで変えたかった。

「3年生で就活を始めて、会社説明会で大勢のライバルたちを目の当たりにして、これじゃあ頭も学歴もよくない自分は埋もれてしまい、面接担当者に私個人を見てもらえないと直感しました」(ふじあこさん)

打開策は、志望する会社でインターンシップとして働き、自分の仕事ぶりを実際に見てもらうこと。その結果、念願のWEBデザインの制作会社で正社員の座をつかんだ。悲観的だからこそ積極的になれた末の成功体験だ。

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