毎年約5.6万人———18歳以下の子どもがいて、がんが見つかった人たちの数だ。東京ドーム球場の収容人数5.5万人を上回る。だが、働き盛りでがんになった人たちの、生の声を聞く機会はまだ少ない。

一方で、世の中には「がん=死」という固定観念がまだまだ根強い。国立がん研究センターの統計(2019年1月21日更新)によると、がんの患者の5年相対生存率は男女計62.1%(男性59.1%、女性66.0%)。今や過半数を占め、実際には「付き合っていく病気」に近づいているのに、だ。

この連載では、子どもを持つがん患者のコミュニティーサービス「キャンサーペアレンツ」会員の協力の下、各自が病気とどう向き合い、新たな生活を手作りしていったのかを紹介する。何らかの困難に直面しても、成長につなげられるヒントがそこにある。

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