![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/e/c/570/img_ecee9cad7ea5a72f992b6c21b515c5d2765490.jpg)
数学を学ぶメリットの1つとして、「論理的な思考力が身につく」ことが挙げられます。その典型的な手法が「対偶法」です。対偶法を覚えておくと、物事を論理的に考え、正しく認識することができますよ。
論理的思考が身につく対偶法
まずは、問題です。あるカフェで4人がテーブルを囲んでいたとします。このとき「ビールを飲んでいる人」「ジュースを飲んでいる人」「28歳の人」「17歳の人」の4人であることがわかっていたとします。
ここで、「アルコール飲料を飲んでいるならば、20歳以上である」というルールが守られているかどうかを確かめたいとします。最低限どの人を調べればこのルールが守られていることを確かめることができるでしょうか。調べる人は複数人であっても構いません。
![『文系でも思わずハマる 数学沼』より](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/b/d/570/img_bdbe37451b6ec2c72ee0857f2eb1aca741180.jpg)
……さて、答えは出ましたか? では、さっそく答え合わせをしましょう。答えは、「ビールを飲んでいる人と、17歳の人の2名を調べればいい」でした。みなさんの答えはどうだったでしょうか。
では、一体なぜ、その2人を調べればいいのでしょうか。対偶法の考え方を知っていると、理由は明白です。そのためには、対偶法とはどのような方法なのかから、説明しましょう。
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