そう、情報を使えるようにするには、情報をパッケージし、未来の自分に手渡さなくてはなりません。
わたしはこのシステムを「セカンドブレイン」と名づけ、そのしくみをブログで発信し始めました。すると想像をはるかに超える反響があり、発表した内容はアメリカの有力なメディアで取り上げられました。
書いた記事はビジネスのコミュニティでバズり、ジェネンテック、トヨタ自動車、米州開発銀行などの有名な組織に招かれて講演したり、ワークショップを開いたりしました。100カ国を超える国々であらゆる職業に従事する数千人もの修了生を輩出し、「セカンドブレイン」を熱心に実践するコミュニティがつくられました。
わたしの講座を受けている生徒たちからは「個人用クラウド」「フィールドノート」「外づけの脳」などと呼ばれていますが、「セカンドブレイン」は、記憶、アイデア、知識のデジタルな倉庫です。スマホひとつで操作できる、ポケットに収納された図書館だと言ってもいいでしょう。
情報を整理し、今、必要なことと、そうでないことを切り分け、もしかしたら将来役に立つかもしれない有益な情報をデジタル上に蓄積しておくしくみです。収集したメモや資料をデジタル化したものであり、言うなれば、デジタル備忘録。勉強用のノート、日記、アイデアを記したスケッチブックを1つにしたものと考えてください。
デジタル化で検索・体系化が可能になる
デジタル化することで、検索、共有、バックアップ、編集、リンクづけ、デバイス間の同期など、さまざまな機能が付加できます。どのアプリやツールを採用するかは、使用するデバイス(アップルかアンドロイドか)、仕事のニーズ、好みなどによると思います。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら