日本育ちで英語を身につけた人の「2つの共通点」 中学から勉強をスタートしても習得できた理由

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日本育ちで「高い英語力」を身につけた人の、「2つの共通点」をエピソードとともに紹介します(写真:metamorworks/PIXTA)
多くの日本人が苦手意識を持っている英語。しかし、日本で生まれ育ち、インターナショナルスクールではない日本の学校で教育を受けたにもかかわらず、英語力を身につけて海外の大学に進学する人も中にはいます。
特別にお金のかかる環境に置かれてきたわけではない、帰国生でもない人たちが、高いレベルの英語力を身につけた秘訣とは? 教育ライター・ジャーナリストの加藤紀子さんの書籍『海外の大学に進学した人たちはどう英語を学んだのか』より、本稿では書籍内でつづられた「8つの共通点」のうち2つを抜粋・再構成してご紹介します。

日本にいながら「高い英語力」を身につける秘訣とは?

アメリカ、カナダ、オーストラリアやイギリス、オランダなど英語で授業を行う大学に入学する場合、留学生は英語力を証明する試験のスコアを提出します(ただし、語学などを主な目的とした短期留学や国によっては不要な場合もあります)。

いずれの試験も日本の大学を受験する場合と大きく異なるのは、日本に比べてリスニングの比重が大きいこと、スピーキングが課せられることです。

言うまでもなく、海外の大学にチャレンジするには、英語で行われる大学の授業についていけるだけの英語力が求められます。高校まで日本語で日本の教育を受けながらそのレベルにまで英語力を伸ばしていくのに、何か秘訣はあるのでしょうか。

その秘訣について、今回お話を聞かせていただいた人たちのインタビューをまとめていくうちに、次の8つの共通点を見いだすことができました。本記事では、そのうちの2つを紹介したいと思います。

共通点①記憶に残る「英語は楽しい」という経験

海外大学を志向する人たちなら、幼い頃から習い事などで英語に触れていたのかと想像していたのですが、意外なことに「中学のABCからスタート」というケースが大半でした。「早く始めなければ身につかない」ということはまったくなく、学校の勉強と同時にスタートで問題はないようです。

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