若くて美しいものへの憧れは誰もが持っているのだろう。年下の異性との恋愛や結婚を望む人は少なくない。
しかし、結婚とは生活そのものだ。10歳以上も年下の相手とうまくやっていくには、包容力や「甘えられやすい傾向」のようなものが必要だと取材を通して筆者は感じている。神奈川県に住んでいる山崎啓介さん(仮名、45歳)と典子さん(仮名、34歳)はその典型のようなカップルだ。
夫の意向抜きに、前のめりな妻
35歳以上で結婚した人を取材する本連載。その出演申し込みフォームに応募してくれたのはなぜか典子さん。彼らが結婚したのは5年前。典子さんは明らかに取材対象外だが、啓介さんの意向は聞かずに以下のような前のめりのメッセージを送ってきてくれた。
<死別経験+年齢差があるパターンは意外と少ないかもと思い応募致しました。私側からすると、結婚してからも、前妻問題に振り回されたり、夫が3カ月無収入になるなど波乱万丈でしたが、今は穏やかに暮らしています。是非お話できますと幸いです!>
死別経験があるのは啓介さんのほうで、無収入になった時期があることも勝手に明かされている。インタビュー取材は啓介さんが主な対象だとメールで伝えると、典子さんは即レスで快諾。大丈夫なのだろうか……。
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