40代感涙!テニス界"伝説の名器"プロスタッフ復刻に秘められた舞台裏、アイコン引退「ウイルソン」の生存戦略と「黄金スペック」へのアンチテーゼ
85インチの小さなフェースに、マットブラックの重厚感のあるフレームと、赤と黄の2本のライン。そして高級感のあるレザーグリップ。1983年に登場した「プロスタッフ(PRO STAFF)」は、40代以上のテニスファンなら知らない人はいないラケットだ。
クリス・エバート、ジミー・コナーズ、ステファン・エドバーグ、ピート・サンプラス、ジム・クーリエ……。グランドスラムのセンターコートで幾度もトロフィーを掲げた歴代の王者たちを、この名器が支えてきた。
テニスファンの間で、今も語り継がれる伝説の試合がある。2001年のウィンブルドン4回戦、サンプラス対ロジャー・フェデラーの一戦だ。
前年まで4年連続でこの大会を制していた「芝の絶対王者」に、19歳の新鋭が挑む――。このマッチアップは最終セットまでもつれ込み、テニスの聖地の女神は後者に微笑んだ。まさに世代交代を印象づけるアップセット(番狂わせ)となった。
歴代の王者たちに愛された「名器」
この一戦で相まみえた2人の手に握られていたのは、奇しくも同じラケット。ウイルソンの「プロスタッフ」だ。
それから四半世紀が経った26年。そのプロスタッフが現代に“復刻”を遂げた――。
1月にウイルソンが発売した「プロスタッフ クラシック」は、復刻とはいってもかつての85インチではなく、97インチの現代的なスペック。でも、注目すべきは「色」で、あの懐かしいマットブラックのカラーリングが再現されている。加えてロゴも1983年の初代モデルにかなり近いデザインに一新された。




















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