筆者は旅行に行く前に、東京のアンテナショップでパンフレット類を調達する。ネットを介してどんな情報も手に入る世の中だが、検索ではヒットしないマイナーなものもまだまだある。そんな“知る人ぞ知る”情報こそ、地元自治体がアピールしたい隠れ観光資源だったりするのだ。
ネット検索でいちばん上に上がるようなメジャーな観光地はもう行き飽きたという人は、ぜひ一度アンテナショップに並ぶ観光ガイドを眺めてほしい。映画のロケ地を集めたパンフレットなども見つかる。現地での移動に使えるオトクなフリー乗車券のチラシに遭遇することも。
全国旅行支援もリスタートし、2023年は観光に出かける機会も増えるだろう。店によっては観光の相談に乗ってくれるカウンターも。これらのサービスがすべて無料というのもありがたい。
入館者数はコロナ以前に戻るか
「2022年度 自治体アンテナショップ実態調査報告」(一般財団法人地域活性化センター調べ)によると、2021年度で年間売上額が最も多かったのは「北海道どさんこプラザ」(7億円以上10億円未満)。次いで、「ひろしまブランドショップTAU」「表参道・新潟館ネスパス」「銀座わしたショップ(沖縄)」(5億円以上7億円未満)の3店舗、「いわて銀河プラザ」「宮城ふるさとプラザ」(4億円以上5億円未満)がその後に続く。
年間来館者数が最も多いのも「北海道どさんこプラザ」だが、それでも2020年度と2021年度ともにコロナ拡大前の200万人以上(2019年)に届かなかったという。アンテナショップファンとしては寂しい限りだ。
なお、冒頭に書いた東京交通会館内「むらからまちから館」の跡地には、2月から沖縄のわしたショップが移転してくるようだ。かなり広いスペースなので、どんな店舗になるかわくわくする。沖縄旅行を予定している人には、ぜひ出発前の情報収集に覗いてみることをお勧めしたい。
(※アンテナショップの取り扱う商品やサービスは店舗形態・規模等によって異なり、文中とは異なることがあります)
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