「趣味がないことが悩み」中年男性の誤った考え 他人の目を気にして趣味を始める必要はない

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趣味は持ったほうがいいのでしょうか?(写真:msv/PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

こんにちは。以前このコラムで安井さんが趣味について書かれているのを見て、自分も何か始めようと思った40前後の者です。お恥ずかしい話ながらこの歳で仕事のほかにはテレビ、飲酒と寝る以外にあまりやることがなく、なおかつ独身のため、何かせねばと思い最近は以前のように缶チューハイで済まさずに家で自家製レモンサワーを作って飲む楽しみを見いだし、散歩もしてみようかと思っています。
ところがこれって趣味ですと人にいえるような代物ではなく、ほかに何か仕事のストレス発散になるような物を探したいのですが、例えば飲酒や散歩という切り口だとどんな工夫が考えられますでしょうか。すいませんが簡単で結構ですので、ご回答いただけますでしょうか。よろしくお願い致します。
SD 会社員

趣味は自分のためにするものですから、誰かの目を意識してするものでもありません。堂々と自分の世界の構築に突き進むべきです。

趣味や自分のプライベートの時間をどう過ごすかというのは、ある意味仕事以上に創意工夫が求められます。

当然ですが、多くのヒトにとって仕事というものは「やらなくてはならないもの」ですが、こと趣味なんかは本来「やらなくてもいいのにわざわざやるもの」なのです。

人生における必修科目ではない

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つまり人生における必修科目ではないし、特段やらなければならない理由も存在しないのです。

ようはやりたければやればいいし、やったとしてもそれが他人からの評価などに必ずつながるものでは決してないのです。

「やるやらない」も自分自身の判断によりますし、その結果をどう判断するかも自分自身にかかっているのです。

自分自身で対象を見つけ出し、自分自身でその価値なりを評価することが求められるとも言えます。

したがって、その領域は極めて属人的なものであり、まさにプライベートワールドなのです。だからこそ、他人の意見や判断ではなく、自分個人としての創意工夫が求められるのです。

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