"お金に心が乱されている"中年男性の残念な思考 あくまでも選択肢の1つ、人生の目的ではない

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副業セミナーや投資サークルに参加し、一攫千金を目指しているが……(写真:mits /PIXTA)

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

老後の2000万円問題ではありませんが、当方頑張ってキャリアアップしてお金持ちになりたいです。そのために日々頑張って働いていますが、将来の2000万円はおろか目先の20万もどうにもならない安月給生活です。上司も同僚も同じような感じですが、世の中には労せずお金持ちになってパーティー三昧の人たちがいるのがSNSなどを見てると伝わってきます。
当方も頑張って副業セミナーや投資サークルなどに参加して一攫千金を目指すなどしており、同期や同僚よりも意識は高いつもりです。しかし年末近くになると毎年状況が変わらず焦る自分がいます。高い意識をどうお金につなげるかを考えるにあたって、そもそものお金や年収との付き合い方や向き合い方についてご教示くださいませ。
MS 会社員

お金に対する信条を持っているか

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お金というのは人生における選択肢を増やすことのできる手段であり、人生の目的や本質ではありません。

自分自身がお金に対するキチンとした信条を持っていないと、とたんにお金という道具に振り回されてしまいます。そして今あるお金や年収に満足し、幸せを感じることができるか否かは個々の感性にかかっています。

冒頭の選択肢ということでいうと、お金が十分にあれば、多数の選択肢の中から自分にとってベストなものを選択できるようになります。

この際に大切なのは「自分にとってのベストな選択肢」という部分であり、「高いものを選べる」ではありません。

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