バラを描くときは、どこから描き始めたらいいのでしょうか? 重なり合った花びらの表現にためらってしまう人もいるかもしれませんが、でも大丈夫!
バラを描くには、「シンプルなボウル」を描くことから始めます。
そのために、最初に描くのは「楕円」です。楕円は、さまざまな対象物を描くための「基本図形」としてよく使う「キスラー式メソッド」には必要不可欠な形です。
まず、水平の位置に、向かい合わせで基準点を打ち、その2点を通る楕円を描きます。次に、2つの基準点を結んだ半円を楕円の下に描きます。
これがボウルの「胴」の部分になります。
「ボウル」が、だんだん「バラ」に変身
次に、茎を描き足し、バラになるボウルの中心に基準点を打ちます。ここを中心にらせん状の楕円を描き、花びらを表現していきます。
らせん状の楕円は、あえて「押しつぶした形」にしておきます。形をゆがませることで、バラのつぼみが「立体的」になるからです。
花びらの巻き終わりが、ボウルの胴の中心にくるよう、らせんを描き終え、「余分な線」を消していきます。
ここまでできたら、あとは「チラリと見える線」を描いていきます。
「チラリと見える線」は、「本物のような奥行き」を絵に与えるための、わたしが大切にしている「重要なキスラー式メソッド」のひとつです。
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