少しだけ重なり合った線には、ひだやしわの特徴を表現する「大きな視覚効果」があります。ささやかな細部ですが、ここを描くとことで、バラの花びらがつぼみに巻きついているように見えるのです。
【秘訣②】「チラリと見える線」で「奥行き」を表現する
具体的には、バラの花びらの中心の「チラリと見える」部分に、花びらの厚みの線を描きます。中心の基準点から、次のらせんとぶつかるところまで線を下ろしていきます。
次に、「押しつぶした楕円」の両端から、次のらせんとぶつかるところまで「チラリと見える線」を、内側から順に描いていきます。
これで、バラの絵にグッと「奥行き」が出ました。
花びらの端は、ボウルの曲面に沿って自然なカーブを描くように、底に向かって下ろしていきます。
そこまで描けたら、あとは花びらの内側、花びらの端に沿った部分に、しっかりと濃く「陰影」を描き込んでいきます。
具体的には、まず絵の右上に「光源」を設定し、その「光源」とは反対側の曲面に「陰影」をつけていくのです。
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