イーロン・マスクが「流し台」持って出社したなぜ そこには意外なメッセージが隠されていた?

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ツイッター出社初日、シンクを持って出社したイーロン・マスク氏。その真意は?(写真:マスク氏のツイッターに掲載された動画より)

みなさんこんにちは、デビットです。

最近のビッグニュースとして、イーロン・マスク氏によるツイッターの買収がありますね。言論の自由とは何か、テクノロジー企業が果たすべき社会的責任とは、などなど、いろいろな議論を巻き起こす行動で注目が集まっています。

そんな中ちょっと気になったのが、連日の報道で使われている映像に、イーロンが初めてツイッターに出社したときと思われるシーンで「流し台」らしきものを持ち込んでいるシーンです。あれは何?という疑問がみなさんの頭をよぎったのではないでしょうか。

英語がわかる人にはわかった?「sink」の意味

正直なところ本人から正解を言われたわけではないのですが、流し台は英語で「sink(シンク)」なので、sinkを持って会社にinした、「sink-in(貫く、やり通す)」というメッセージなのかもしれません。要は、大富豪の気まぐれでツイッターを買収したわけではないよ、しっかりと経営に没頭してやり遂げてみせます、ということかと思います。

もう1つ可能性があるとすれば、「Everything but the kitchen sink」という慣用句からのメッセージです。「Everything but the kitchen sink」は「キッチンの流し台以外すべて総とっかえする(動かせるものは全部変える)」という意味の慣用句です。流し台は唯一固定されているので交換できない、ということなのですが、イーロンはその流し台さえも持ち込んだので、本当にツイッターという会社を根こそぎ変えてみせるよ、という意味です。

その後社員の半数を解雇するなど、大胆な改革に着手したところを見ると、どうやらこの後者の意味が彼としては言いたかったほうなのかもしれません。

さて、この流し台例は私も初めて見ましたが、アメリカでは相対的に日本のオフィスよりもプライベートスペースが広いこともあって、入社初日にいろいろな私物を持ち込むということ自体決してめずらしいことではありません。

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