テレワークの普及を阻む「日本特有」の大問題

せっかく制度やシステムが整備されても…

日本でテレワーク普及のネックになっているものとは(写真:Fast&Slow/PIXTA)

皆さんデビットです。少しご無沙汰してしまいました。目下、世間はコロナウイルス拡大のニュースでもちきりです。皆さんの会社でもテレワークでの勤務が推奨されているのではないかと思います。そして実際に試してみてテレワークの難しさを痛感している方も多いのではないかと思います。

このコラムでは英語と日本語のコミュニケーションのギャップについてお伝えしていますが、テレワークを成功させるうえで欠かせない要素が実はコミュニケーションギャップの解消です。そこで今月はちょっと主旨を変えてテレワークを成功させるためのコミュニケーションについて書いてみたいと思います。

テレワークでの会議には「工夫」が必要

Television、Telephone、あるいはSFに登場するTelepathy、などの「テレ」はじつは「遠く」という意味です。したがってテレワークという言葉の本来の意味で言うと「遠く離れたところで働く」という意味になります。この場合会社から離れた場所ということもありますが、相手と離れた場所で働くということで捉えると、会社の支店や出張も広い意味でテレワークといえるでしょう。

私の働くレノボは世界180の地域でビジネスをしていますから、テレワークにはかなり進んだ考え方を持っています。日本でもコロナウイルスの影響を受ける前から全社員が好きなだけテレワークを取ってよい「無制限テレワーク」という制度を持っています。

しかしやってみると、やはりうまくいかないこともあります。その筆頭にあげられるのがまず会議です。実のところわれわれは1日中会議をしています。メールやネットワークの発達した今、会社に来る理由は会議に出るため、といってもよいかと思います。

最近はWebサービスで手軽に利用できる会議システムも増えてきました。ツールとしてはかなり普及してきていると思いますが、外部の電話会議などに参加すると会議の進め方についてまだうまくいっていないケースが多いと思います。

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