日本人がビデオ会議で顔を出したがらない理由

あつまれどうぶつの森で会議をしたがる声も

緊急事態宣言が出てテレワークをスタートさせる会社が増えてきましたが、ビデオ会議には日本ではさまざまな意見があるようです……(写真:SetsukoN/iStock)

皆さんこんにちは。4月7日、ついに政府の緊急事態宣言が出てから約1週間。人と人との接触を8割減らそうという政府の号令のもと、皆さんの会社でもテレワークに切り替えて仕事をしている方も多いのではないでしょうか。

私の勤めるレノボ・ジャパンでは2月から原則テレワーク勤務をスタートさせ、東京本社の出社率は10%台です。かれこれこんな状態を1カ月以上続けてくると、いろいろな課題がでてきます。その1つが社員同士の交流がなくなってしまうことです。外出自粛などもあって、人と会えないということが少しずつわれわれのストレスになっているように思います。

WHOがなんと180度方針転換

先日WHO(世界保健機関)が #PlayApartTogether というキャンペーンを始め、日本でも少し話題になっています。Play(あそぶ)Apart(離れて)Together(いっしょに)なので、要は遠隔の環境にいながら友人との交流を楽しんでもらいたいということです。具体的にはオンラインゲームをやることを推奨しており、オンラインゲーム運営企業などがこれに賛同しています。

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言うまでもなく、新型コロナウイルスの感染拡大防止には外出を控えることが効果的で、そのためこれまでゲームのやりすぎは不健康であるという立場をとっていたWHOが文字どおり180度メッセージを転換したというわけです。普段自室にこもってゲームばかりしている私としては感慨深いものがあります。

#PlayApartTogetherはテレワークとセットで段々と広がりを見せているようで、その内容はゲーム以外にもあります。私の周りの海外の知人の間では「Online Happy Hour」というイベント、要はオンライン飲み会なのですが、これがあちこちで招集されています。日本でHappy Hourは5時までに居酒屋に入ると生ビールが半額、というような意味ですが、英語ではもともと「娯楽時間」という意味があるのです。

さてこのオンラインハッピーアワー、実際にやってみると、物理的な接触を回避するという以外にいろいろメリットがあるようです。

・会場の手配が不要。ドタキャンが出てもお店に謝らなくて済む。
・会費の割り勘の計算が不要。10円単位まで割り勘にして細かい奴だなどと陰口をたたかれなくて済む。
・ 遅刻、退出が自由。ただし電車がなくなるから帰るという理由は通用しない。

こうしてみると、飲み会が苦手な若い人にとってはその苦手とする理由の多くが回避できるメリットがあるようです。しかしなによりも大きいメリットは、いつもの同僚や友人の顔を見ながらほんのちょっとした他愛のない会話ができることですね。

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