日本人がビデオ会議で顔を出したがらない理由 あつまれどうぶつの森で会議をしたがる声も

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そもそも皆さんがお使いのノートパソコン、実は世界で最初に製品化したのは日本メーカーです。現在のパソコンのトレンドはマイクロソフトやインテルなどのアメリカ企業が主導して決まっています。そしてノートパソコンはほぼ例外なくWebカメラがついていますが、もし今でも日本メーカーが主導権を持っていたら、もしかするとWebカメラはオプションだったかもしれません。

今回もまたまた脱線から始まってしまったので、少しだけオンラインミーティングで使える英語、使ってはいけない英語をご紹介しましょう。

「Are you listening to me?」は避けたい

「I can hear some background noise」:参加者の誰か(実はわかっていても)が騒がしい環境から参加していて、煩わしいとき。発言するタイミング以外はミュート(マイクオフ)にしておくのがマナーですね。
「You are on mute」:そう思ってマイクをオフにした相手が今度はそのまま気が付かないとき使います。
「Are you still there?」:そう言った途端相手からなんの音声も聞こえなくなって、切れたのではないか確認するとき。
「Your voice is breaking up」:かろうじて聞こえるようになったものの、相手の音声がブツブツ切れるとき。

こうしてみると音声にまつわるトラブルはつきものですね。これはWi-Fiの状態が悪い場合もありますが、マイクから口が離れていることも原因になります。ちゃんとした電話会議用のヘッドセットを買うと大きく改善しますよ。

ところで、音声トラブルで使うフレーズで要注意なものがあります。

「Can you hear me?」聞こえますか? ですが、これと「Are you listening to me?」の違い、おわかりですね? 前者は「聞こえていますか?」ですが後者は「話聞いてますか?」です。お説教するお母さんが言うようなフレーズなので、相手に失礼にならないよう、気を付けましょう。

Hearは自然に入ってくる音を聞く感覚の単語、Listenは自分から集中して傾聴する、という感覚です。日本語では同じ「聞く」になってしまうので注意が必要です。

いろいろ書いてきましたが、最後にテレワークでいちばん気を付けてほしいことがあります。それは「時間のメリハリ」です。私の会社でもPCを常時接続させているので、新着メールがいつも気になってしまいついつい朝から晩までメールに張り付いてメールに返信してしまっている社員がいます。こういう社員がいるとそのメールにまた返信をする社員がでてきて、どんどん連鎖がおきてしまい、みんなのワークライフバランスを悪化させる心配がでてきます。

自分のためにも、同僚のためにも、そしてなにより家族のためにも、テレワーク期間中だからこそ時間のメリハリはきっちりつけたいものです。

デビット・ベネット テンストレント最高顧客責任者

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David Bennett

1979年にジャマイカで生まれ、カナダ国籍を持つ。カナダトロント大学大学院卒。早稲田大学にて日本語を習得、学習院女子大学大学院にて日本古典文学を学ぶ。東京でコンサルタントとして社会人キャリアをスタート。AMD社コーポレートバイスプレジデント、および同社のレノボアカウントチームのゼネラルマネージャーを務め、コンシューマー、コマーシャル、グラフィックス、エンタープライズプラットフォームなど広範な事業を手掛ける。2018年5月レノボ・ジャパン社長に就任、2022年6月から現職。古典文学が好き。

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