イーロン・マスクが「流し台」持って出社したなぜ そこには意外なメッセージが隠されていた?

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もう1つ、よい機会なのでアメリカでは転職した人が転職先で何をしたらいいのか、どんな行動が求められるのかをご紹介しましょう。

日本でも転職はめずらしいことではありませんが、まだまだ転職をためらう人も少なくありません。そうした人の多くは、転職した先でどのように振る舞ったらいいかがわからず、二の足を踏んでいるのではないでしょうか。

30日、60日、90日のチェックポイント

以下はあくまでアメリカでの例ではありますが、ある程度参考になるのではないかと思います。

まず、多くの会社で転職者は「Day1 Check list」というものを手渡されます。PCの設定、IDカードの写真撮影、経費精算のための口座設定などなど、会社で働いていくための基本事項ですね。

ちなみに日本の場合「中途採用研修」のようなものを人事が開催してくれることもありますが、アメリカにはまずそういったものはありません。アメリカ企業の場合、社員はその上司が雇い入れるという感覚(Hiring managerという言葉もあります)で、人事はあくまでそのサポート部隊にすぎません。そのことを理解していないと「ずいぶん塩対応な人事だなぁ」と思うかもしれません。

さて、なんとかDay1を乗り切ったとして次に、最初の30日にすべきことというガイドのようなものを渡されます。同じように60日、90日までにすべきこと、のようなものをもらうことがあります。

まずDay 30までは社内のステークホルダー全員と1対1のミーティングを持ちなさい、会社のことについて理解しなさいということをガイドラインで示されます。Day 60までになると、会社の強み弱みを理解し、上司とKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)の設定をおこなうといったステップに進みます。そしてDay 90にはKPI達成のためのプランを実行すること、つまり、ここまで90日(四半期)を無事に乗り切ることができ、社員として合格という運びになります。

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