日本に多い「好きな事が見つけられない人」の盲点 自分の中に眠っている「好き」を発掘するには
生き方が多様化する中で、「自己実現」が大きなキーワードとなっています。「ありのままの自分で好きなことやって社会貢献する」ことこそ幸せだ、という考えが広がっているのです。しかし、実際のところ多くの人が「そもそも人生を捧げるほど好きなことにめぐりあえない」というのが現実。そこで本稿では具体的に「好き」を見つけるためのヒントをご紹介したいと思います。
税理士から「相続落語家」に
好きなことを育むうえで、それが「お金になるのか?」「仕事になるのか?」はまったく関係ありません。むしろ、一度そうした考えを脇においてみてみないと、自分がイキイキすることがわからなくなります。
大切なのは気軽であること。仮に自分にとって「好き」なものではないという結論になったとしてもOK!くらいのスタンスが大事です。向こう何十年もこれで行く、なんてもってのほか。そんなの誰にもわからないですし、変わっていいのです。
例を1つ紹介します。私の友人Aさん(男性40代後半)は、税理士としてのキャリアを積んだ後、現在は「相続落語」という分野で売れっ子になっています。「相続落語」とは、書いて字のごとく、相続についての落語です。
「どうしたら相続というセンシティブなテーマをおもしろく伝えられるのか?」
「お客さんにウケるにはどうしたらいいか」
そんなことを語っている彼は本当にイキイキしています。
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