まず1つめは、「『学びの序列』にとらわれない」ことです。
序列が「実力」ではなく「年功」で決まるのが問題
日本では、学びに「先生」が必要であり、しかも、「教えるほうが教えられるほうより偉い」として、学びを「師弟関係の序列」でとらえる意識が根強くあります。「タテ社会」の日本では、学びも年功序列にもとづくからです。
しかし、「学びの序列」にとらわれている限り、独学はできません。
多くの人が誤解しているのが、「年功で序列が決まることが問題」だと考えていることです。
本当の問題は「すべてを序列に収斂させていく序列主義」にあり、その序列が「実力」ではなく「年功」で決まることなのです。
また、指導役の位置づけも「序列から専門性への転換」が求められ、プレイヤーとしての実績や能力ではなく、「指導役としての専門性の学び直し」が求められていることを認識すべきでしょう。
2つめは、常識や教えを「無自覚」に受け入れない、すなわち「社会常識」や「人からの教え」を受動的に受け入れるのではなく、自分で「主体的」「能動的」に調べることです。
いまの時代、ネット検索を使えば、かなり広範かつ多角的に調べることができます。その際、1つのポイントは「英語で検索する」ことです。
ネットの世界でも、使われる言語は圧倒的に英語が多いため、より広く深い情報を入手することができるからです。
海外のメジャーな情報源を普段から使い慣れていると、「自論」の広がりや説得性に大きな違いが出ます。
このように、独学の第一歩は「受け身の学び」から「主体的な学び」へ転換することなのです。
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