学生時代より重要!「社会人の学び方」5大注意点 知らないと「成長しない!」あなたは大丈夫?

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「社会人の学び方」について、5つのポイントを紹介してきました。大切なのは、これらのポイントを念頭において、「自分に適した勉強の仕方」を選び、見つけ、実践することです。

たんに「知って終わり」ではなく、「始め、実践する」ことが重要です。

社会人の学びは「独学」です。この場合の「独学」とは「主体的な学び」であり、「Why(=なぜ学ぶのか)」「What(=何を学ぶのか)」、そして「How(=いかに学ぶか)」の3つの要素から構成されます。

変化の激しい現代において、「How(=いかに学ぶか)」を吟味し、変えていかなくては、この変化に対応できません。たくさんある「学び方」の中から「どのような方法で学ぶか」を選択するかが非常に重要になるのです。

独学で「人生資産を増やせるか」が分岐点になる

先日の記事「35歳過ぎて『全然学ばない人、独学する人』の大差」でも解説したように、とくに35歳を過ぎると、「自ら独学する人」と「学ばない人」では、キャリアだけでなく「人生の豊かさ」まで大きな差がついてきます。

「独学」を通して、これまで培ってきた「人生資本への再投資」ができれば、「知識やスキルの引き出しを増やし」「多様な人たちとの関係を構築できる」といった「ミドル、シニア層ならではの資産」を増やすことができ、今後の人生は、ますます豊かなものになるでしょう。

★「社会人の学び」で差がつく5大注意点
【1】「学びの序列」にとらわれない
【2】「社会常識」や「人からの教え」を受動的に受け入れない
【3】「正解主義」ではなく「自論主義」の資格や教育課程を選ぶ
【4】「経験からの学び」が「過度な一般化」になっていないか注意する
【5】同じ人とばかりつるまずに「越境学習」で刺激を受ける

学び方を意識することで大きく伸びるケースもあれば、逆に学びが機能しないというケースもあるのです。

ぜひみなさんも「この5つの注意点」に気をつけながら「自分に合った方法」で独学を始め、「ミドル以降の仕事と人生」の両方を豊かにしていってほしいと思います。

高橋 俊介 慶應義塾大学 SFC研究所上席所員、キャリア論の第一人者

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たかはし しゅんすけ / Shunsuke Takahashi

1954年東京都生まれ。東京大学工学部航空工学科を卒業後、日本国有鉄道に入社。プリンストン大学工学部修士課程を修了し、マッキンゼー・アンド・カンパニ-東京事務所に入社。1993年に世界有数の人事組織コンサルティング会社である米国ワイアットカンパニーの日本法人ワイアット株式会社(現ウイリス・タワーズワトソン)の代表取締役社長に就任。社長退任後は、個人事務所ピープルファクターコンサルティングを通じ、コンサルティング活動や講演活動、人材育成支援等を行う。2022年4月より慶應義塾大学 SFC研究所上席所員。キャリア形成、人材マネジメント、リーダーシップ、働き方改革などに確かな知見を有し、本質を見抜く目に定評がある。

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