遼太君の悲劇、今度こそ繰り返すな

なぜ大人は子どもの命を守れないのか

(写真:YsPhoto / Imasia)

2月20日の午前6時すぎでした。多摩川の河川敷を散歩していた人によって、上村遼太君は発見されました。顔や首に刺し傷があり、全裸姿でした。後で解ったことですが、その直前に遼太君は、冬の深夜の多摩川を、全裸で泳がされていました。

この原稿を書いている今日は犯人逮捕4日目で、まだ犯人3人の供述が一致せず、事件の全容は判っていません。そんな時点ですが、遼太君を私たちが忘れないために、すべて記事やニュースの後追いですが、遼太君の短い13年の生を記憶に留め、せめて彼の最期から私たちが教訓にすべきことを、皆様と確認し共有したいと思います。

遼太君の人懐こさが、不良のカモになるまで

写真でみる遼太君のあどけない素顔や笑顔をみると、彼が周囲の人を気遣う優しい子供で、みんなの人気者であったという証言が、誇張でないことが伝わってきます。

しかし彼が昨年末から不良グル―プに入り、公園で遊んでいるところを多くの人に目撃されていたようです。

報道によると、遼太君はバスケットボールが大好きで、川崎に引っ越して来る前の島根県隠岐諸島西ノ島町では、彼の得点があれば逆転できるという伝説ができたほどの活躍で、地元の大会でも優勝した経験があります。彼は川崎に引っ越した数週間後、「自分は島に残るけん」と言って、一時一人で島に舞い戻ったことがあるほど、この島で暮らしたがったそうです。

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