マイナスの言葉はマイナスの空気や感情を生みがちです。そんなネガティブワードは避けて、できるだけ前向きな言葉を選ぶよう努力してみてください。自分の発する言葉ひとつで、相手の気持ちや考え方は変わりますし、周りも変わってきます。何事も肯定的に捉えられる人のほうが一緒にいて楽しいもの。できるだけ良いことに目を向けることで生まれるプラスのコミュニケーションは、その環境にも、人間関係にも良い影響を与えます。
前向きな表現を心がけて
例えば、あなたが自分の仕事で忙しい時、上司から急な用事を頼まれたとして、「今すぐにですか」とか、「できなくはないですけど」といった後ろ向きな返事をしたことはありませんか? 自分の仕事の期限が迫っていて、どうしても受けられない時は、その旨を説明してきっぱり断るのも問題ありませんが、もし引き受けると決めたなら、イヤイヤ受けるのではなく、「何とかできると思います」「お手伝いさせてください」と言った前向きな返事でやる気をアピールすることです。そうすればお互い気持ちよく仕事ができますし、上司からの信頼も得られます。
ネガティブなやり取りが多い職場は、心理的側面からも負のオーラに引っ張られがちです。他人の悪口や陰口も同様。言っている本人は何気ないほんのジョークやユーモアのつもりで、悪気はなかったとしても、その輪には決して加わらないことです。そしてもし職場で悪口を言い始める人がいたら、その場から離れて関わらないようにすること。もし何か理由があって離れづらい場合は、貝のように口を閉ざすのがいちばん。間違っても「そうだよね」などと相づちを入れたり、うなずいたりしたら、その時点で同罪になってしまいます。同意や意見を求められても「〇〇さんは、こう思ってるんだよね」とあくまで相手の気持ちとして関わることに徹し、「私にはわからないな……」「どうなんだろうね」と穏やかに対応しましょう。
組織の中で働いている以上、人の関わりをなくすことはできません。何よりせっかく縁あって知り合った者同士、気持ちよく付き合える関係を築きあげ、モチベーション高く働ける職場づくりのためにも、プラスの表現をぜひ意識してみてください。
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