では消費者目線に立って「できるだけおいしく」「できれば添加物も少ない」お惣菜を買うにはどうすればいいかを考えてみましょう。
結論から言うと「店内調理」「インストアクッキング」の惣菜がおすすめということです。いうまでもなく店内で調理する「インストアクッキングの惣菜」のほうが、つくりたてですから、おいしいことが多いと言えます。
添加物もまったく使われないか、使われる場合でも「アウトパック惣菜」に比べると少ないと思います。
店内で調理している店は、ちゃんと外から調理している様子を見られるようになっているところもあります。あとは、なによりも買って食べてみれば違いがわかるはずです。
「2つの惣菜」で、「スーパーの良し悪し」を見抜く
もちろん、スーパー側としても、人件費やコストの問題で、すべてを店内調理するのは難しいかもしれません。
しかしその場合でも、「真空パックを小分けすると味が大きく劣化してしまう惣菜」「味の差が出やすい惣菜」ほど、見識のあるスーパーは「インストアクッキング」をしているものです。
その最たるものは「煮物」で、見識のあるスーパーほど、「煮物」は店内調理しているものです。
私に言わせると、「五目煮」「煮魚」が、いちばん差が出やすい。
これらは日持ちしないので、業務用を仕入れて小分けしている店も多いのですが、「真空パック」では、醤油などの「調味料の味」が染み込みすぎて、「素材の味」が損なわれてしまいます。
また、そもそもごぼうやレンコンなどの根菜類は「歯ごたえを楽しむ食材」ですが、「オーバークッキング」による煮すぎによって「歯ごたえ」がなくなり、根菜類の食感も悪くなってしまいがちなのです。
このあたりは前回記事、「平気で『コンビニの惣菜』買う人の超残念な6盲点」を参照してください。
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