『食品の裏側』発売後、全国の読者から受けた「何を食べればいいのか?」という質問に対する答えとして、安部氏が自ら15年かけて開発した膨大なレシピノートの中から、「簡単に時短に作れるレシピ」を厳選した1冊だ。
いまなお食品添加物の現状や食生活の危機をメディア等で訴え続けている安部氏が、「平気で『スーパーの惣菜』を買う人の5つの深刻盲点」について語る。
スーパーの惣菜には製造法が「3種類」ある
前回の記事、「平気で『コンビニの惣菜』買う人の超残念な6盲点」に対して大きな反響をいただき、私自身が驚いています。
今回は惣菜第2弾として、スーパーなどで売られている(真空パックでない)「トレー入りの出来合いの惣菜」について述べていきます。
「スーパーの惣菜」はいまや大人気コーナーです。どの店も大きくスペースを割いて、和食、洋食、中華、麺もの、エスニックにいたるまで、さまざまな種類を並べています。
「スーパーの惣菜」といえば、昔は店内でつくって細々と売られるものでしたが、惣菜の市場が拡大するにつれ、どの店も本格的に取り組むようになりました。
「スーパーの惣菜」は、製造方法によって大きく3つに分かれます。
まず「インストアクッキング」といって、店内で調理され、トレーに入れてパックして売られているもの。これは賞味期限が1~2日、長くて3日程度のものが大半です。
次に「アウトパック」といって、外部の製造業者がつくって、パックや透明カップの状態で、店に運び込んでくるものです。この場合の日持ちは2~3日です。
製造業者はスーパーの自前の工場の場合もあれば、契約の外部の業者の場合もあります。
しかしながらこの「アウトパックの惣菜」には「さまざまな盲点」が潜んでいるのです。
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