いきなりステーキ「静かに黒字化」何が変わったか 急成長→凋落→ひっそり回復基調…その現状とは

一時期、街の至るところで見たいきなり!ステーキの看板。大量閉店を経て、ついに黒字化したという。何が変わったのだろうか(筆者撮影)
2013年、それまでの常識を覆す「立ち食いステーキ」を発明した「いきなり!ステーキ」。
人気と圧倒的な話題性を背景に店舗数を急激に増やしたが、それがアダになってサービスの質が低下し、大きな赤字を生んで店舗数も大幅に減少。今や、凋落したチェーンの代表選手かのように扱われている。
しかし、そんな同店を運営するペッパーフードサービスが、2024年12月期の決算において黒字化を果たした。最終損益だと2021年12月期以来、営業損益だと2018年12月期以来となる。
いきなり!ステーキ復活の背景には何があったのか。同店を訪れつつレポートする。
効率よく儲けられる体質に?
まずは最新の決算資料からいきなり!ステーキ、および運営元であるペッパーフードサービスの状況を簡単に説明したい。
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