「抗がん剤投与から1週間」“しばらく平気→一変して副作用のピーク→徐々に回復”の過程で起きるリアルな症状と日々の過ごし方

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(写真はイメージです:metamorworks/PIXTA)
2024年春、ジャーナリストの山田稔(65)さんに膀胱がんが発覚、肺にも転移しており、ステージ4でした。医師が語る病状説明を淡々と受け入れ、がんとの共存の道を選択した山田さんは、抗がん剤治療を経て10月に膀胱の全摘出手術を受けました。本連載(今回は第14回)では、抗がん剤を投与した後、どのような症状が表れては消えるかについて記します。

投与後4日目に入ると状況が一変

気象庁は昨年よりも5日早い3月24日に東京の桜の開花宣言を行った。個人的には感慨深いものがある。昨年3月に膀胱がんが発覚して丸1年。「余命1年」と言われた状況をクリアして、再び桜の花をめでることができる。しかも、昨年は病室から窓越しに眺めるだけだったが、今年は木の下に寄り添い、香りを楽しむこともできる。ありがたい限りである。

さて、この1年間で投与した抗がん剤の種類は3種類。現在は最も効果が顕著だった最初の抗がん剤「ゲムシタビン」と「カルボプラチン」の投与を行っている。「GEM+CBDCA療法」と言われている。

投与方法は、1週目はゲムシタビン(30分)とカルボプラチン(1時間)、2週目はゲムシタビンのみ(30分)、3週目は休みというローテーションだ。

問題は抗がん剤の副作用。投与直後から出現する可能性があるアレルギー反応、吐き気、嘔吐に関しては自覚症状がなかった。点滴当日、そして翌日は何の副作用もなく快適に過ごすことができ、食欲も旺盛である。

今回も2日目の3月22日、3日目の23日と体調は良好でアマゾンで取り寄せたコーヒー豆を挽いて味わったり、釧路から知人が送ってくれたホッケやめんめ(キチジ=キンキ)の干物を焼いてみたりとマイペースに過ごしていた。

体調が良いときは好きなコーヒーを楽しむ(筆者撮影)

ところが、4日目に入ると状況が一変してしまう。全身の倦怠感(だるさ)に見舞われ、半年前にかかった帯状疱疹の部位、二の腕あたりに神経痛が走る。体がフィットしないというか、なんだかずれている感じがしてなかなか起き上がれない。昨年はこの段階で37~38度以上の高熱にうなされたものだが、今年は、発熱はない。それだけは楽である。

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