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村田製作所が万博展示"ふしぎな石ころ"への思い、30代エンジニアが惹かれた「脳の錯覚」起こす技術、驚きの3Dハプティクスとは

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村田製作所が大阪・関西万博で展示する「ふしぎな石ころ」。最新の振動技術によって、脳に錯覚を起こして「共鳴体験」を演出する(写真:村田製作所)
会社を動かすのは現場のビジネスパーソンだ。人気商品やサービスが生まれた背景、新たな挑戦の狙いとは。本連載では、その仕掛け人を直撃する。

4月13日の開幕が迫る大阪・関西万博。この機会にアッと驚く新技術を世界中の人々へ知らしめようと、意気込む若手エンジニアがいる。村田製作所の子会社、ミライセンスの竒藤圭人さん(33歳)だ。

竒藤さんは、村田の協賛パビリオンで貸し出す機器、手のひらサイズの石を模した「ふしぎな石ころ“echorb”(エコーブ)」の開発で中心的な役割を担った。おススメのスポットに導いたり、利用者の特性に応じて色を変えたりして、今までにない「共鳴体験」を演出する機能があるという。

最新技術「3Dハプティクス」とは

いったい、どういうものなのか。メタリックなシルバーに塗装され、つるりとした手触りの「ふしぎな石ころ」を握りしめると、心地よいモーター音とともに震える。あたかも特定の方向へ引っ張られているように感じるが、実は錯覚。特殊な振動によって、そう思い込まされるのだ。

この「脳をだます」最新テクノロジーこそ、竒藤さんが魅せられたもの。「3Dハプティクス」と呼ばれ、VRやゲーム、機械の遠隔操縦などでの活用が期待される。ただ、まだ一般には普及しておらず、万博に飛躍の夢を託す。

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