食欲をそそる大阪名物「肉吸い」家で簡単に作る技 定番の卵かけご飯を添えると、さらに絶品に

✎ 1〜 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
だしが体にしみる大阪名物「肉吸い」の作り方を解説します
在宅勤務などによって、家で料理をする人が増えたのではないでしょうか。料理の腕を上げるために、まず作れるようになっておきたいのが、飽きのこない定番の料理です。料理初心者でも無理なくおいしく作る方法を、作家で料理家でもある樋口直哉さんが紹介する連載『樋口直哉の「シン・定番ごはん」』。今回は大阪名物「肉吸い」です。
著者フォローをすると、樋口さんの新しい記事が公開(月2回配信予定)されたときにお知らせメールが届きます。
この記事の画像を見る(21枚)

味のポイントは「うすくちしょうゆ」

<だしをとる>のはハードルが高いと思われていますが、実はかんたん。しかも、市販の顆粒だしを使うよりも香りよく仕上がります。香り成分は揮発性のため、インスタントだしでの再現が難しいからです。

画像をクリックすると、これまでに紹介した料理の記事が読めます

今回はかつおだしをベースにした大阪名物、肉吸いの作り方をご紹介します。肉吸いは肉うどんからうどんを抜いたスープ料理。千日前にある「千とせ」という店が発祥とされますが、今では多くの飲食店で提供されています。

作り方としてはまずかつお節と水でだしをとり、そこにうすくちしょうゆと砂糖で味をつけたうどんだしをつくります。このだしで肉を煮て、青ネギを加えれば完成。シンプルな料理ですが、作り方にコツがあるので、それは後ほど。

味のポイントは「うすくちしょうゆ」です。関西圏で愛用されてきましたが、今ではどこのスーパーでも入手可能になりました。

関東圏ではキッコーマンの製品が入手しやすい

「うすくち」は「淡口」と書くように、色の淡さが特徴。塩味が薄いわけではなく、むしろ濃口しょうゆよりも塩分濃度は強いので、うどんつゆや吸い物、炊き込みごはんに使うとかんたんに味がまとまります。

うすくちしょうゆに慣れないうちは使用頻度が低くなりがちで、せっかく購入しても使い切れず鮮度が落ちてしまう……という問題がありましたが、酸化防止機能がついた二重ボトルの製品が登場したので、解決しました。1本買うだけで普段の料理の味がよくなるので、ぜひ酸化防止二重ボトルのうすくちしょうゆを購入してください。

次ページ材料とだしの作り方はこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事