「親の愛情不足」感じる子に効果的な接し方TOP5 「しなさい言葉」に要注意!親も息抜きしよう
ただし、あまりに愛情不足が悪化した際に、子どもを注意すると暴れることがあります。この場合、対応を間違えると大きなけがをすることもあるでしょう。こういったときは必ず、警察、児童相談所、専門家など第三者の力を借りることが必要になります。1人で無理して対応し、大きなけがをしてからでは遅いです。
愛情不足を解消するためには、多少努力も必要です。子どもの要求に応えるのは時間がかかりますし、笑顔を作るのも意識しないといけないからです。その結果、親も精神的に疲れてきます。そこで、定期的に息抜きが必要になります。仕事帰りにちょっとしたスイーツを食べる、寝る前に小説を読む、友達と電話をする、ママ友とランチに行く、なんでもいいです。こういった、自分の心のメンテナンスをすることで、お子さんにも優しく接することができるようになります。
「しなさい言葉」をやめ、要求に応えたら
安田さん(仮名)は、母子家庭です。どうしても仕事が忙しく、子どもに接する時間がたりません。にもかかわらず、テスト前になると「勉強しなさい」と言いすぎてしまい、愛情不足になっていました。そんなとき、YouTubeで私のことを知ってくださったそうです。
当時お子さんは、要求が増えている状態だったので、まずはそれにできる限り応えました。子どもが「旅行に行きたい」と言ったので、夏休みに仕事を調整して行きました。子どもと2人で行くのは、初めてだったそうです。また「宿題しなさい」と言いたい気持ちも、ぐっと我慢しました。その結果、愛情不足が解消し、子どものエネルギーが増えたのです。
すると、夏休みの宿題は子ども自ら終わらせたそうです。夏休み明けのテスト勉強もするようになり、定期テストの順位も上がりました。ひとり親家庭の場合、仕事、子育て、家事を両立しないといけません。なかなか子どもに向き合う時間も取れないでしょう。しかし、「しなさい言葉」を減らし、時間の許す範囲で子どもの要求(甘え)に応えれば、子どもは理解してくれます。
第1回:「親の愛情不足」感じる子に見えがちな3つの特徴(5月4日配信)
第2回:干渉しすぎる親に絶望した子に起こる3つの悲劇(5月11日配信)
第3回:子どもの成績を下げる親と上げる親「3つの違い」(5月18日配信)
第4回:「親の愛情不足」感じる子への絶対NGワード3つ(6月19日配信)
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