「親の愛情不足」感じる子への絶対NGワード3つ 甘え、わがまま、気力の低下が見えたらどうする?
「ショッピングモール?仕事で忙しいから無理。自分で電車に乗って行ってきて」
「お前はいつからこんな人間になってしまったんだ。これ以上お父さんを困らせないでくれ」
「サボったらダメでしょ。頑張りなさい」
お子さんに、こんなことを言ったことのある親は少なくないのではないでしょうか? ところが、こうした言葉を使えば使うほど、子どもは親のことが信頼できなくなります。自分は親から愛されていないと感じてしまうため、いわゆる「愛情不足」になってしまい、悪化すると、問題行動につながることもあります。
『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください!』の著者、道山ケイ氏が解説します。
愛情不足とは何か?原因は「気持ちのズレ」
愛情不足とは、親の愛情が子どもに的確に届いていない状態です。食事を例に、説明しましょう。たとえば、お子さんの健康を考えて、主食に玄米を出したとします(私も健康マニアで玄米好きなので、この気持ちはすごくわかります)。ただ、子どもは玄米ではなく、白米を食べたいとしましょう。
この場合、親からすると、玄米を出すのは愛情です。しかし、子どもからすると愛情ではなく単なる「おせっかい」になります。つまり、子どもの健康を考えて玄米を出しても、愛情として受け止めてもらえないのです。それどころか、「なんでお母さんは、私の気持ちを理解してくれないの?」という悲しい気持ちになります。こういった「気持ちのズレ」が続くと、子どもは愛情不足になる可能性が高いのです。
この話からわかることは、子どもが愛情不足だとしても、親がすべて悪いわけではないということです。なぜなら、親は子どものためを思って行動しているからです。ただ、愛情の方向がズレている(子どもが求めていることではない)と、愛情不足になってしまいます。
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