「親の愛情不足」感じる子への絶対NGワード3つ 甘え、わがまま、気力の低下が見えたらどうする?

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では、愛情不足になると、子どもにどんな変化が起こるのでしょうか。「『親の愛情不足』感じる子に見えがちな3つの特徴」(5月4日配信)から一部抜粋し、解説します。

① 甘えの増加

どんな子どもも、親から愛されたいと思っています。そのため愛情不足になると、「愛情をもらう行動」が増えます。いちばんわかりやすいのが、「要求(甘え)が増える」ことです。「お母さん、冷蔵庫に入っている飲み物とって」「週末に服を買いにつれてって」「お腹すいたからご飯作って」これらは、子どもなら誰でも持っている要求です。1日1~2回なら、まったく問題ないでしょう。ただ、要求が極端に増えてきたら、愛情不足になりかけているかもしれません。

② わがままへの発展

愛情不足が続くと、ただの甘えから理不尽な要求(わがまま)に発展します。「50万円のゲーミングPC買って」「ブランドのバッグ買って」など高額なものを要求したり、「お菓子持ってこい」「学校まで車で送っていけ」と暴言を吐いたり、要求を断ると暴れたりするのです。ここまで来ると、少し危険でしょう。

③気力の低下

子どもの気質によっては、気力がなくなることもあります。これは「私は親から愛されていない、価値のない人間だ」と感じてしまうからです。すると心がつらくなって朝ベッドから起きられなくなったり、自分の体を大切にできなくなったりします。自分の未来にも、希望を持てなくなるのです。

愛情不足の子に言ってはいけない3つの言葉

では、子どもが愛情不足になりかけていたら、どんなことに注意すればいいのでしょうか。次の3つ言葉だけは、言わないほうがいいでしょう。

(1)「甘えの増加」時に言ってはいけない言葉

愛情不足の初期段階では、甘え(要求)が増えます。その時に言ってはいけないのは、「○○だから無理」と子どもの要求を頭から否定する言葉です。これを言うと、愛情不足はさらにひどくなります。

「お父さん、今週末、ショッピングモールに連れてってくれない?」と言われたときに「忙しいから無理」と言う。「お母さん、腹減ったから飯作って」と言われたときに「そんな時間ないから、コンビニで買ってきて」と言う。こういったことは、愛情不足の子どもにはできる限り言わないのが鉄則です。

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