子どもの成績を下げる親と上げる親「3つの違い」 親子関係、やる気、サポート方法を考えてみよう

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成績良好な子の親に共通していることとは?(写真:Mills/PIXTA)
「子どもの成績を上げたい!」
これは、多くの親が持っている気持ちでしょう。では、子どもの成績を上げられる親と上げられない親には、どんな違いがあるのでしょうか。思春期の子どもがいる親1925人へのアンケート調査からわかった、3つの違いを『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが、親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください』の著者、道山ケイ氏が解説します。
前回:干渉しすぎる親に絶望した子に起こる3つの悲劇(5月11日配信)
前々回:「親の愛情不足」感じる子に見えがちな3つの特徴(5月4日配信)

子どもの成績を上げる親は「親子関係が非常にいい」

下図は、思春期の子どもがいる親1925人に行ったアンケートをまとめたものです。

(出所)『ウチの子、最近、思春期みたいなんですが、親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください』(すばる舎)

(外部配信先では図などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

親子関係が非常にいい子どもの4割は、オール4以上の成績をとれています。一方、親子関係が非常に悪い子どもの場合、オール4以上とれている子は約1割です。つまり、子どもの成績を上げられる親と上げられない親の1つ目の違いは「親子関係」になります。

親子関係が悪いと、子どもは家にいるだけでストレスがたまります。そんな状態では、勉強を頑張ろうとは思えません。一方、親子関係が良好だと、子どもは学校でたまったストレスを家庭で解消できます。親に話を聞いてもらい心がスッキリすれば、勉強を頑張る気力も出てくるのです。

木下亜希子さん(仮名)のお子さんは、中学に入ってすぐに親の言うことを聞かなくなりました。毎日のように、親子で喧嘩をする状況になってしまったのです。親子関係も、いいとは言えません。当時お母さんは、子どもの成績を上げるために勉強の話ばかりしていました。これが親子関係を悪化させ、成績も上がらない状態になっていたのです。

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