50代から「挑戦できる人」「できない人」の決定差 中高年世代こそ「逃げ恥」精神が超重要なワケ
「自ら退路を断つ」は、しんどくて長続きしない
私は「デビュー作が売れなければ、書く仕事はきっぱりとやめよう」と自ら退路を断ったことがあります。それまで雑誌のライティングや、複数のアルバイトをしていて、貧しくてもなんとか生活していたので、「まぁ、本が売れなくても、雑誌やアルバイトで食べていけばいいや」と逃げ道をつくりたくなかったのです。
そのため、これまでにない力がわいてきたように思います。しかし、「逃げ道がない」という状況は、「ここぞ」というときは効力を発揮しますが、ずっとその状態では、ほんとうにしんどいのです。
とくに、50歳からは「逃げ道を用意しておいたほうがいい」と強く思います。なぜなら、自分自身の人生に対して、責任があるからです。逃げ道がないばかりに、悲惨な末路をたどった人も少なくありません。
ある知人は、家を担保にして開業資金をつくり、店を開いたのに、コロナの影響でまったく客が入らず、開店休業状態。続けていても、だれも幸せにならないなか、ぐずぐずとやめる決断ができずに、大きな借金を背負ってしまったのです。





        
        
        
      
        
      
          
          
          
          
        
        
        
        
        













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