子ども服老舗を「ロックに再建」、異色5代目の凄み 朝ドラのモデルにもなった「ファミリア」の今

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例えば2018年に移転オープンした神戸本店には、小児科を備えた「ファミリアメディカルクリニック」や、ファミリアが考える「食育」の提案ということで、親と子どもがゆったりとコミュニケーションできるレストラン「color of time」、プレママ(妊娠が初めての女性)と就学前の子どもに向けた“マナビ”の場「LABO」、託児ルームの「kids cubby」など、子どもの暮らしを取り巻くさまざまな機能が備わっている。

2018年に移転オープンしたファミリア本店(写真:ヒラオカスタジオ)

また、「ファミリアメソッド」をもとにした「familiar PRESCHOOL」という認可外保育園を、東京・白金台で運営している。「子どもの可能性をクリエイトする」という理念のもと、実際の事業を多様化していっているのだ。

本社ビルも移転し、オープンなオフィスに

由緒ある本社ビルの移転にも踏み切った。

「アメリカで“オフィスはプレゼンテーションの場”ととらえていたので、事務所が汚いのが気になっていました」

日本の大半の企業がそうであるように、いくつかの島に机が配されていて、部長席、課長席が上座にあって、バックヤードは書類が山積みになっている。このオフィスのありようを変えようと考えた。2016年、自社ビルからオフィスビルの2フロアに縮小移転したのだ。

引っ越ししたオフィスは、さえぎるるものがほとんどないフラットな空間に、整然とデスクが並んでいる

「同じ思いを持っている社員同士のコミュニケーションを妨げないよう、デスクはすべて高さを揃え、パーティションなどは排しました」

個室やクローズドな空間をほぼなくし、社長室ではなく、オープンなオフィスの一角に岡崎さんの席を設けた。

「オフィスの壁をなくすことで、組織の壁もなくなったと感じています。僕はいつもオフィスをうろうろして社員たちと話すようにしています」

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