原料そのものから突き詰める
街を歩いているとSHIROのショップに目が留まる。すっきりしたシンプルなインテリア、美しい佇まいで並んでいるコスメの数々、さりげなく、しかし明確に記されているロゴなど、遠目からでもSHIROとわかる。
しかも、ショップのロケーションはどこも一等地であり、多くのお客で賑わっている。激戦区と言えるコスメ市場において、ブランドを確立した理由はどこにあるのか。
SHIROを手がけるシロのオフィスは、表参道交差点近くのビルの上階にある。エレベーターホールを抜けると広々とした空間が――大きな窓から光が降り注ぎ、SHIROの品々が整然と並んでいる。個性的なスーツに身を包んで現れた社長の福永敬弘さんとの話はいきなり化粧品業界の裏側から始まった。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら