創業120周年を迎える銀座の老舗
東京・銀座4丁目の交差点から、中央通りを京橋方面に向かうと、右手に赤い大きなクリップが見えてくる。創業120周年を迎えた銀座伊東屋の入り口だ。いつ通りかかっても、売り場は多くの人で賑わい、楽しそうな空気が漂っている。そのありようが気になり、社長の話を聞いてみたいと思っていた。
1階奥にあるエレベーターで10階へ。扉が開くと、天井高のある広々とした空間が拓ける。大きな窓から光が降り注ぎ、モダンなテーブルや椅子が配されている。ここは「HandShake Lounge(ハンドシェイク・ラウンジ)」と名づけられたスペースで、企業や個人がミーティングやイベントでレンタルできるスペースだ。こういう場で行うミーティングなら、リラックスした気持ちになり、発想が広がりそうと想像が広がった。
現れた伊藤明社長は、「何を聞いていただいても大丈夫です」ときっぱり。シャープな語り口ながら、笑顔で語ってくれた話から、伊東屋や社員を愛し、仕事を楽しんでいる姿勢が伝わってきた。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら