親子読書のすすめ 川本裕子著

親子読書のすすめ 川本裕子著

親子で本を読み会話しようという読書活動「家読(うちどく)」が静かな広がりを見せている。本書の描写はまさにその典型で、就寝前などに親子で読み、読み聞かせ、語り合った童話の中から117冊が紹介される。月3テーマ各3冊で毎月9冊が取り上げられているのだが、その解説が生き生きしているのは本を両親と兄弟でとことん楽しんだ結果だろう。子供の反応と成長、親と子の考え方が書き込まれていて、単なる童話の紹介に終わらぬ本をめぐる家族日記の趣もあり、なにやら親子による共著の感さえある。

本および読書に対する著者の柔軟な姿勢も子供を本好きにするに相違なく、こんなふうであれば子供は広く興味を持ち、豊かな感受性が育まれ、自分で考えるようになるだろうという感じがしてくる。同時に大人でも楽しみ学べる童話がたくさんあることがわかり、評者自身あれこれ読んでみたくなった。親子読書のためのアドバイス欄も、悩める親の参考になろう。(純)

日経BP社 1365円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 北朝鮮ニュース
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
史上最大の上場に賭ける<br>ソフトバンクの思惑

12月19日、ソフトバンクが上場する。過去最大規模の超大型上場だが、祭りの後は楽観できない。親子上場による利益相反、高い配当性向、キャッシュの流出など懸念材料は多数。同社の大胆な戦略の前提である安定した収益成長が崩れる日、事態は……。