「人見知り」でも「人脈のつくり方」を学ぶべき理由 「800人超」から得た知見を体系化、形式知化
自分のビジネスや志の実現に向けた活動に生かしている段階。得意なことや、価値観・志などの自分の特徴が周囲から認知されており、人・情報・機会などが集まってくる状態。自分のタグ(自身の特徴、相手に認知されている自身の特徴または周囲に認知されたい自身の特徴を指す。例えば、高いプレゼンテーション能力を持っていれば、その人のタグの1つは「#プレゼン得意」となったりする)が他者から認知されるような発信を意図的に行ったり、そのタグに関連する能力を開発したりしている。
このレベルの具体的な例としては、以下のようなことが挙げられる。
□自分が周囲からどのように見られているか/見られたいかを考えて発信をし、○○と言えばAさんだよね、とタグを認識されている。
□自ら圧倒的な熱量を注げるコミュニティーを持っており、志の実現に向けて強い当事者意識を持ってコミュニティーを育てている。
□SNSで自らの志とそれに向けた行動を発信して、特定の分野において周囲から情報や相談などが集まったり、抜擢される機会を与えられたりしている。
特定の分野での活躍を機に有名になり、志の発信により人が自然と集まったり、周囲が人を集めてくれたりする段階。自身が創ったコミュニティーの中で新しいつながりが生まれ、経済圏がつくられている状態であったり、ネットワーク同士をつなげて新しいコミュニティーをつくったりしている状態。自分の限界を決めずに積極的にチャンスを取りに行き、成果を残し続けることでこの段階に到達できる。
このレベルの具体的な例としては、以下のようなことが挙げられる。
□やりたいことを発信したら人が集まってきて、自然と新しいコミュニティーが形成される。
□特定の分野におけるフロントランナーとして知名度があり、周囲からつながりたいと思われ、意図的に増やさなくても人的ネットワークが拡大している。
□自分の属しているコミュニティーの中では唯一無二の存在であり、そのコミュニティー内に経済圏ができている。
一歩ずつネットワーキング・レベルを上げる
次に、ネットワーキング・レベルを上げていくことの重要性について見ていこう。
インタビュー対象者のほぼ全員が、ある日突然人的ネットワークが拡がり、レベル3や4、そして5に到達したわけではなく、意識的に人的ネットワークを拡げる努力をし、失敗を経験しながら行動を繰り返すことで、現在のネットワーキング・レベルに到達している。
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