速報・就職ブランドランキング100--2012年卒の学生が就職したい会社は?

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男子中心に商社が人気 自動車は理系学生も敬遠

業界別で見ても今年の特徴がよく表れている。まず金融。メガバンクだけでなく、14位野村証券(昨年26位)、17位大和証券グループ(昨年28位)とランクアップ。19位日本生命保険(昨年31位)、27位第一生命保険(昨年36位)、38位東京海上日動火災保険(昨年58位)、57位三井住友海上火災保険(昨年87位)と、金融全体の人気が高いことがわかる。採用人数が比較的多い業界だけに、堅実路線の今年の学生にとって、魅力的に映っているのだろう。

金融だけでなく、明治グループのように食品も高い人気。「不況期は食品が強い」という言葉どおりだ。30位のサントリーホールディングス(昨年14位)が順位を下げた以外、ほとんどの企業がランクアップしている。23位の味の素(昨年41位)は、理系の2位にも入っており、幅広い支持を得ている。

商社は、まだら模様ながら、順位を上げている企業が多い。日本貿易会が、13年卒採用から夏以降に選考を繰り下げる提言をするなど、話題性の高い業界だけに、今後の人気動向が気になる。

電気機器では、45位東芝(昨年62位)の健闘が目立つが、業界全体では厳しい状況。29位ソニー(昨年13位)、35位パナソニック(昨年24位)、90位シャープ(昨年49位)と、昨年の業界トップ3は共に順位を下げた。

属性別ランキングを見ていこう。男子では、昨年ランク外だった商社が、トップ10に2社入った。3位の伊藤忠商事(総合11位)、4位の三菱商事(総合21位)と、総合ランキングでも好調さを見せる。女子ランキングは、変化の少ない結果となった。資生堂、JTBグループ、ANAのほか、8位のオリエンタルランド(総合16位)や、9位のエイチ・アイ・エス(HIS、総合21位)など、女子に人気の高い常連の企業が顔をそろえた。同様に、文系ランキングも変化が少なく、ほぼ昨年と同じ顔ぶれが並んだ。

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