速報・就職ブランドランキング100--2012年卒の学生が就職したい会社は?
理系ランキングでは、変化が見られた。まずはトヨタ自動車(総合47位、昨年理系5位)が理系19位に、本田技研工業(昨年理系6位)が同13位と理系トップ10落ちした。自動車メーカーは、総合ランキングでも順位を下げ続けており、人気凋落の流れを止めることは難しそうだ。もう一つの変化は、人気の業界が幅広くなったことだ。これまで、電気機器や化学・医薬・化粧品など、限られた業界で上位を占めていたが、今年は食品、建設、運輸と広範囲の業界がトップ10入りを果たした。
学科系統別では、どの系統も総合ランキングとは異なる名前が多く、興味深い。当然と言えば当然だが、学生が専門分野を生かせる就職先を希望していることがよくわかる。
今年は夏期インターンシップに参加する学生が増えるなど、早くから企業研究に取り組む学生が多い。それでも、身近なBtoC企業に人気が集中し、競争率が高まっている。今後は、さらに視野を広げて、企業を見ていく必要があるだろう。そして、この先どのようにランキングが変化していくか、動向に注目したい。
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