捨てない生活は「精神に効く」
前回は、私のゴミの驚異的な少なさについて、例によって滔々と自慢させていただいた。
無論、今もこの生活は継続中であり、っていうかまだまだ進化の途上である。今は燃えるゴミは「3カ月に一度」の量だが、将来的にはせめて「半年に一度」、そして死ぬまでには「一年に一度」というところまで持って行けないものかと、今この時も尽きせぬ野望にボーボーと燃えている今日この頃であります。
そうなんです、今や私、すっかりこの「捨てない生活」の虜。スキあらばゴミ箱行きになるものを一片でも減らせないものかと、来る日も来る日も虎視眈々と目を光らせているのだ。ここまでくると、もうほとんど趣味の領域である。
一体なぜここまでやっているのかというと、それは私が日頃からゴミ問題や環境問題に心を痛めているから……というわけではなく、というかもちろん痛めてはいるんだが、それより何より、実際やり始めてみたら無条件にズボッとはまりこんでしまったというのが正しい。
何が素晴らしいって、もちろん、お金の節約になるとか、ゴミ出しがラクとか、そういうことは当然あるんですよ。でもやってみてわかったんだが、正直、そんなことはまあどうでもよろしい。
そのくらい、これはもうなんともクセになるのです。一旦やり始めたらやめられない止まらない。何しろ「精神に効く」のだ。
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